Restriction on Hazardous Substances(特定物質使用禁止指令)の略。2006年7月2日から施行され、欧州連合EU域内で取り扱われる電気・電子機器製品について特定の6物質の使用を禁止する指令。生産から廃棄・処分にいたる製品のライフサイクルにおいて、人の健康や環境負荷を最小限に抑えることを目的とする。対象物質は鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB(ポリ臭化ビフェニール)、PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)の6物質。
六価クロムは金属表面処理に広く使われる物質で、クロム酸塩のかたちで腐食抑制剤に利用されています。クロム酸塩は、大気に対して反応性のない保護膜として作用するとともに、亜鉛メッキなどに施されているクロメート皮膜には微量のクロメート処理液を含んでいて、皮膜に物理的な損傷を受けても、この残存しているクロメート処理液が滲みだしてクロメート皮膜を再生する性質があります。他の防錆皮膜と比較して際だって優れている点です。
クロムは水に溶けてイオンになるときに三価クロム(一般イオン)になる場合と六価クロム(錯体イオン)になる場合があります。このクロム酸は毒性が強く、六価クロムは肺や皮膚、あるいは消化器官から体内に吸収されやすく、肺がんや潰瘍、皮膚炎などの原因になります。
環境問題がクローズアップされ、地球環境保護の観点から近年ヨーロッパを中心に有害物質の規制の動きも強まりつつあります。
国内においても自動車メーカーをはじめ、各種産業分野で有害物質の削減や流出防止の取組みが進められており、鉛や水銀同様に六価クロムについても近い将来規制されていくことになります。さらにリサイクルを進めていく上でも、実質回収が困難な有害物質は、「使わない」ということになります。
・無電解ニッケルメッキ
・三価クロムメッキ
・Sn−Co(錫−コバルト)
・Sn−Ni(錫−ニッケル)
・Ni−W (ニッケル−タングステン)
・Ni−W−P(ニッケル−タングステンーリン)
無電解Ni−Pメッキは熱処理により硬度がHv900まで上がります。また、無電解Ni−B−Wメッキは析出状態で硬度Hv800程度あり、強度が落ちる、歪が発生する等の問題により熱処理できない品物にも硬質クロム代替メッキとして最適です。